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2007年1月10日

途切れた糸。

年賀状を出したのは、2007年になって、2時間後のこと。
今からおよそ10日前だ。

今日、仕事が終わって家に帰ると、
居間のテーブルの上に私宛に年賀状が1通、戻ってきた。
戻ってきた、というのは「返事」としてではなく、

自分が書いたつたない絵はがきが手元に返ってきた、という意味。
質の悪い紙にただ、転送期間終了の為、配達できないと書かれて
宛名のところにぺたりと貼られているだけ。

虚しいもんだ。

とうとう、その人との細い糸が切れてしまった。
筆無精の男で、最後にもらった年賀状と最初にもらった
年賀状は同一のもの。つまり、その男からもらった
年賀状というものは、1通だけだったのだ。
私だけというわけではなく、誰にも年賀状を出す気もない
ような男だったから、最初から期待するだけ無駄だと
諦めてはいたけれど。

その人はアパート住まいのため、
気を使って実家に絵はがきを送っていたのだが。
「連絡は途絶えた」。

糸が途切れ、消えゆく様。
なんというか。飛行機雲みたいな感じ。
さっきまであったのに、端からするりと消えていく感じ。
きっと、糸の切れ端も、きれいさっぱりたぐり寄せられたんだな。

これといって、その男に対して、
何か期待だの怨恨だの当てつけだのといった
感情はこれっぽっちも無かったのだが、
ただ存在だけはあって欲しかった。

もう、いないぜ?という連絡だけが手元に舞い戻ったことで、
時間がゴッソリ消えて「ハイ、それは夢でした」ってオチ。


最悪な気分だ。
4-5年分、寝過ごしたようだ。


目覚めが悪すぎる。

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