椙本一族劇場 陣痛と発泡酒
妹に陣痛がやってきた。
というか、張るらしい。
で、なにげに淡麗をのむことを控えていた葉。
産院まで車を運転するためだ。
母以外、父と弟と葉は免許を持っている。
でも、まだ張る感覚に時間があったので、
居間でまたーり妹とテレビを見ていた。
(またーりは葉)
2階から居間にやってきたやぶとら(父)。
「ビール飲んでいい?今日休みで昼寝して眠れないんだよ」
父も、飲酒を遠慮していたのだ。
父が酒を我慢するとは、よっぽどのことだ。
葉は言った。
「いいよ。今日はあたし、飲んでないから。
ただ、明日はあたしは飲むよ?」
「おれは明日は飲まない」
弟が言った。
「いいよ、俺が運転するから。」
椙本家の文化にちょっぴり乗り遅れ気味なのか、
弟は晩酌をしない。
でも、誰よりももっともな発言をした。
明日は、いよいよって感じです。



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